マキシマムザホルモン/恋のメガラバのAメロでも採用されているコード進行のパターンと分析

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コード進行

Cm | Cm | Cm | Cm | Cm | Cm | Cm | Cm |
Cm | Cm | Cm | F7 | Cm | Cm | Cm | F7 |
Cm | Cm | Cm | Cm | Cm | Cm | Cm | Cm |
Cm | Cm | Cm | F7 | Cm | Cm | Cm | F7 |

ディグリーネーム

Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm |
Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅳ7 | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅳ7 |
Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm |
Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅳ7 | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅳ7 |

機能

T | T | T | T | T | T | T | T |
T | T | T | SD(旋律的短音階に基づくSD) | T | T | T | SD(旋律的短音階に基づくSD) |
T | T | T | T | T | T | T | T |
T | T | T | SD(旋律的短音階に基づくSD) | T | T | T | SD(旋律的短音階に基づくSD) |

分析

今回はCの短調を主調とした、トニックが連続するシンプルなコード進行です。テクニックとしては、和声的短音階に基づくⅣ7が登場します。
まず、1~8小節目を通じてコードはⅠmを繰り返します。Ⅰmは響きが非常に安定した、この調におけるトニックです。ただし同じコードが連続しているため、安定した響きが変化することはありません。
次に、9~16小節目では「Ⅰm→Ⅳ7→Ⅰm→Ⅳ7」という進行が登場します。このうちⅣ7は、ドミナント・セブンスの明るく不安定な緊張感を持つ、旋律的短音階に基づくサブドミナントです。これにより、9~16小節目では1~8小節目とは異なる雰囲気が生じ、コード進行に区切りが生まれています。
その後、17~32小節目は1~16小節目の繰り返しです。こうして、最後はⅣ7が緊張感を生じさせつつ、コード進行に一区切りが付きます。

まとめ

今回のコード進行では、トニックのⅠmが中心となり、節目ではⅣ7が登場しました。こういった進行では、コードによる雰囲気の変化は生じず、メロディ、ベース、リズム、音色、歌詞等の特徴が前面に出てきます。こうした要素を最大限に活かしたり、Aメロに多い起伏の少ない進行を構築したい場合は、こういった進行が適することも多いようです。

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