ギターとダイアトニック・コード

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ピアノやギターでコードを演奏する場合、同じ名前のコードでも押さえ方に種類があり、それぞれ響きが異なってきます。そのため、最終的には様々な押さえ方を覚えていくべきですが、ギターの場合は1つの押さえ方を覚え、変形させていくことで様々なコードを楽に覚えていくことができます。ここでは、その簡単な方法を記していきますので、覚えるコードは2つだけです。
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コードの作り方1では、Cのコードで説明していきます。この4つのコードを見ていると、2弦がCをMajorかMinorか決め、3弦が4和音の4つ目の構成音に関係していることに気が付きます。そして、このCの押さえ方は全ての弦を押さえる「バレー・コード」でもあるので、横にずらしていくことでBやD、Eのコードに変えていくことができます。
コードの作り方2では、Cとは少し形が異なるFのコードで説明していきます。こちらも原則的には同様で、3弦がFをMajorかMinorか決め、4弦が4和音の4つ目の構成音に関係していることに気が付きます。そして同様に全ての弦を押さえる「バレー・コード」でもあるので、横にずらしていくことでGやAのコードに変えていくことができます。
簡易版ダイアトニック・コードを選んでみて下さい。これらを組み合わせるとダイアトニック・コードのほとんどを網羅することができます。Bm-5はあまり用いられないコードなので後回しにしてもいいかと思います。また、よくよく見てみるとCのコードはFのコードの押さえる場所を上にずらした形とほとんど同じです(2弦が1フレットずれます)。
もう少し気をつけてみてみると、Gのポジションを上にずらすとCになり、これはドミナント・コードとトニック・コードの関係であることが分かります。ちなみにCをもう1つ上にずらし、5弦と6弦をミュートしてフレットを若い番号の方にずらしていくとDのコードが出来上がります。
これらはCの長調あるいはAの短調におけるダイアトニック・コードですが、2フレットずらせばDの長調、Bの短調のダイアトニックコードになります。これを覚えておけば大体の調に対応できるようになるはずです。
ギターのコードはパズルのようなもので、1つを覚えることで様々な応用が利きます。今回は特に重要な2つの押さえ方を紹介しましたので是非覚えてみてください。耳コピがいくらか楽に出来るようになるはずです。

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