ピアノのダイアトニック・コードと転回形

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ダイアトニック・コードを選んで見て下さい。これらがCの長調/Aの短調におけるダイアトニック・コードです。和音には転回形というものが存在します。これはルートの音以外を最低音としたコードのことで、この表では1オクターブ内に収まるようコードを転回しています。このように音が密集してしまうと音が濁って聞こえる場合があるので、弾きやすさや音の響きを考えて基本形といくつかある転回形を使い分ける必要があります。
また、楽曲によっては最低音が指定される場合があり、その場合はC/GあるいはConGといった形で表記されます。ピアノでもギターでも転回形が指定されることがありますが、これは最低音を指定することで音の横の繋がりと流れを作ることが可能なためです。あるいは、他の楽器との響きの調整ということもあるかもしれません。
コードのバリエーションを選んで見て下さい。これらは一例ですが、Cの様々な和音の一部をまとめました。M9はM7にルートの音より全音上の音を重ねたコードで、dimはルートの音から全音1つ半音1つ上の音を重ねていったコード、augは全音2つの音を重ねていったコードになります。
これらを見ていると、各コードの構成音や音程が分かってくると思います。ピアノの場合ギターとは異なりキーが変わると押さえ方が変わってきますが、音の間隔は一定なので、チェックしておくと良いと思います。こちらも1オクターブ内に収めるため転回形を使用していますが、このままだと非常に複雑な響きになると思います。オクターブを変えて弾いてみてください。
ちなみに、これらのコードを組み合わせることでC7sus4やC7aug等を作ることができます。楽曲によっては、メロディの関係からこういった複雑なコードで演奏したほうがそれらしくなることもあるので、覚えておくとよいと思います。

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