AyaRuka/押しちゃうぞ!!のAメロでも採用されているコード進行のパターンと分析

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コード進行

EM7 Aadd9/E | EM7 Aadd9/E | EM7 Aadd9/E | EM7 Aadd9/E |
EM7 Aadd9/E | EM7 Aadd9/E | EM7 Aadd9/E | EM7 Aadd9/E |
EM7 Aadd9/E | EM7 Aadd9/E | EM7 Aadd9/E | EM7 Aadd9/E |
EM7 Aadd9/E | EM7 Aadd9/E | F#m7 | B7 E |

ディグリーネーム

ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ | ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ | ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ | ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ |
ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ | ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ | ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ | ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ |
ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ | ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ | ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ | ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ |
ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ | ⅠM7 Ⅳadd9/Ⅰ | Ⅱm7 | Ⅴ7 Ⅰ |

機能

T SD/T | T SD/T | T SD/T | T SD/T |
T SD/T | T SD/T | T SD/T | T SD/T |
T SD/T | T SD/T | T SD/T | T SD/T |
T SD/T | T SD/T | SD | D T |

分析

今回はEの長調を軸に、オンコードとテンションにより装飾されたサブドミナント終止が続き、最後はトゥーファイブ進行により一段落付く、きらびやかなコード進行です。
まず、1~12小節目にかけてコード進行は「ⅠM7→Ⅳadd9/Ⅰ」を繰り返します。ここでは、オンコードによりベースがⅠに統一されており、トニックの安定感が持続しています。
また、Ⅳadd9/Ⅰには緊張感や不思議な明るさを付与する、テンションの9度が加えられています。そのため、Ⅳadd9/ⅠはⅠ6sus4と同じ構成音を持ちます。ただ、Ⅰ6sus4はそのまま並べるとコードの構成音が密集したやや使いづらいボイシングに対し、Ⅳadd9/Ⅰは比較的音が分離しています。そのため、ここではⅣadd9/Ⅰが採用されているようです。
そして、15、16小節目では「Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰ」というオーソドックスなトゥーファイブ進行からのドミナント終止が現れます。ここでは、正式なドミナントのⅤ7からトニックのⅠに着地しており、コード進行がはっきりと終了しています。こうして、コード進行は明らかな場面転換を期待させつつ、次のブロックへと移っていきます。

まとめ

今回のコード進行では、「ⅠM7→Ⅳadd9/Ⅰ」の連続と、雰囲気を一段落させる最後の「Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰ」が印象的でした。「ⅠM7→Ⅳadd9/Ⅰ」はテンションが加わってこそいますが、オンコードも転回形を作るのみで非常にシンプルです。そのため、メロディや音色、リズムや伴奏、または後に来るBメロやサビなどに自信がなければ使えない、大胆なコード進行です。
そして、「Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰ」はコード進行にはっきりとした終止感を与える、非常にシンプルなカデンツの1つです。そのため、場面の転換を狙う際には非常に効果的です。

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kdm

kdm

1987年東京都生まれ。夏は潮の香りで南国気分、青空が綺麗な千葉県在住。コードを愛でたいプログラマ/システムエンジニア/スクラムマスター/作曲家。10代の頃、趣味のゲーム/ゲーム音楽と、偶然触ったアコースティックギターがクロスオーバーし、作曲の面白さと奥深さに気付く。その後、想ったことや感じたことを音楽で表現することに興味を持ち、作曲の技法を学び始める。作曲のあまりのハードルの高さに何度も挫折したが、めげずに試行錯誤しながら作曲の技法を学び続けた。その結果、作曲をお願いされるようになり、作曲家の端くれに。本業も音楽も花開いたボロディンが憧れ。サイトを通じて、音楽に関して学んだこと、思ったことを共有したいです!

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