DA PUMP/RAIN OF PAIN

7分で読めます。

悲しく情熱的で鮮烈なコード進行です。

Aメロ

参考音源

コード進行

主調:Dの短調

Am7/D | A♯6 | G7 | C |
Am7/D | A♯6 | G7 | C A/C# |

ディグリーネーム

Ⅴm7/Ⅰ | ♭Ⅵ6 | Ⅳ7 | ♭Ⅶ |
Ⅴm7/Ⅰ | ♭Ⅵ6 | Ⅳ7 | ♭Ⅶ Ⅴ/Ⅶ |

機能

D/T | T | (♭ⅦのD) | SD |
D/T | T | (♭ⅦのD) | SD D/SD |

分析

Ⅴm7/Ⅰ→♭Ⅵ6

Ⅰ9sus4と同じ構成音を持つⅤm7/Ⅰから始まります。
Ⅱm7/ⅤがドミナントとしてⅠを導くように、Ⅴm7/ⅠはⅣM7を求めます。
♭Ⅵ6はⅣm7でもあるので、コード同士のつながりが感じられますね。

Ⅳ7→♭Ⅶ

セカンダリードミナントのⅣ7が♭Ⅶと力強くつながります。
Ⅳ7は旋律的短音階のコードでもあり、癖のある響きが気持ち良いですね。

♭Ⅶ→Ⅴ/Ⅶ

Ⅴ/ⅦはドミナントのⅤ7の異名同音です。
ドミナントのおかげで次につながる感じです。

Bメロ

参考音源

コード進行

主調:Dの短調

A♯M7 | A♯M7 | Am7 | Am7/D Dm |
A♯M7 | A♯M7 | Am7 | F C/E |
A♯M7 | A♯M7 | Am7 | Am7/D Dm |
G7 | G7 | Asus4 | A |

ディグリーネーム

♭ⅥM7 | ♭ⅥM7 | Ⅴm7 | Ⅴm7/Ⅰ Ⅰm |
♭ⅥM7 | ♭ⅥM7 | Ⅴm7 | ♭Ⅲ ♭Ⅶ/Ⅱ |
♭ⅥM7 | ♭ⅥM7 | Ⅴm7 | Ⅴm7/Ⅰ Ⅰm |
Ⅳ7 | Ⅳ7 | Ⅴsus4 | Ⅴ |

機能

SD | SD | D | D/T T |
SD | SD | D | T SD/SD |
SD | SD | D | D/T T |
SD | SD | Dsus4 | D |

分析

♭ⅥM7→Ⅴm7→Ⅴm7/Ⅰ→Ⅰm

サブドミナントからドミナント終止でトニックに落ち着きます。
Ⅴm7/Ⅰは前後のコードによってトニックにもドミナントにも聴こえる曖昧さも持ち味です。

Ⅴm7→♭Ⅲ→♭Ⅶ/Ⅱ→♭ⅥM7
今度は偽終止からサブドミナントへ続きます。
♭Ⅶ/Ⅱは、ベースが強進行で♭ⅥM7へとつながるので力強いですね。

Ⅳ7→Ⅴsus4→Ⅴ

サブドミナントの音が残り、勇ましいⅤsus4の登場です。
旋律的短音階と和声的短音階の情熱的で癖のある響きもいいですね。

サビ

参考音源

コード進行

主調:C♯の短調

G♯m7/C♯ | G♯m7/C♯ | A6 | A6 |
B | B | G♯7/B♯ | G♯7/B♯ |
G♯m7/C♯ | G♯m7/C♯ | A6 | A6 |
F♯7 | F♯7 | B | G♯7/B♯ |
G♯m7/C♯ |

ディグリーネーム

Ⅴm7/Ⅰ | Ⅴm7/Ⅰ | ♭Ⅵ6 | ♭Ⅵ6 |
♭Ⅶ | ♭Ⅶ | Ⅴ7/Ⅶ | Ⅴ7/Ⅶ |
Ⅴm7/Ⅰ | Ⅴm7/Ⅰ | ♭Ⅵ6 | ♭Ⅵ6 |
Ⅳ7 | Ⅳ7 | ♭Ⅶ | Ⅴ7/Ⅶ |
Ⅴm7/Ⅰ |

機能

D/T | D/T | SD | SD |
SD | SD | D | D |
D/T | D/T | SD | SD |
SD | SD | SD | D |
D/T |

分析

Ⅴm7/Ⅰ→♭Ⅵ6→Ⅳ7→♭Ⅶ→Ⅴ7/Ⅶ→Ⅴm7/Ⅰ

サブドミナントのようなドミナントのような、Ⅴm7/Ⅰが中心となってコードが進みます。
最後はオンコードによりベースだけ解決しており、緊張感の中に不思議と安定感が生まれています。

Dメロ

参考音源

コード進行

主調:Dの短調

Dm | Dm | Dm | Dm |
Dm | Dm | Dm | Am7/D |
Dm | Dm | Dm | Dm |
G7 | G7 | C | A7/D♭ |

ディグリーネーム

Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm |
Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅴm7/Ⅰ |
Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm |
Ⅳ7 | Ⅳ7 | ♭Ⅶ | Ⅴ7/Ⅶ |

機能

T | T | T | T |
T | T | T | D/T |
T | T | T | T |
SD | SD(♭ⅦのD) | SD | D/D |

分析

Ⅰm→Ⅴm7/Ⅰ

Ⅰmによる重く暗い響きが続きます。
Ⅴm7/Ⅰにより、やや明るく救いのある響きが生まれています。

まとめ

様々な性格を併せ持つⅤm7/Ⅰや、3つの短音階のコードにより、鮮烈な響きが生まれていました。
短音階それぞれのコードを駆使した進行は癖があります。
人を選ぶことも多いのですが、感情に突き刺さるものも沢山あるので、耳で覚えておきたいところです。

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kdm

kdm

1987年東京都生まれ。夏は潮の香りで南国気分、青空が綺麗な千葉県在住。コードを愛でたいプログラマ/システムエンジニア/スクラムマスター/作曲家。10代の頃、趣味のゲーム/ゲーム音楽と、偶然触ったアコースティックギターがクロスオーバーし、作曲の面白さと奥深さに気付く。その後、想ったことや感じたことを音楽で表現することに興味を持ち、作曲の技法を学び始める。作曲のあまりのハードルの高さに何度も挫折したが、めげずに試行錯誤しながら作曲の技法を学び続けた。その結果、作曲をお願いされるようになり、作曲家の端くれに。本業も音楽も花開いたボロディンが憧れ。サイトを通じて、音楽に関して学んだこと、思ったことを共有したいです!

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