ブルーノート

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ブルーノートとは、長3度、完全5度、長7度を半音下げた、短3度、減5度、短7度のことを言います。
これらの音は、黒人の労働歌に由来しており、とても物悲しく、魅力的に響きます。

ブルーノートはピアノなどの鍵盤楽器でも利用できるよう、音の高さが決められてはいます。
しかし、実際の音の高さは曖昧です。
そのため、音の高さを変えられる弦楽器や管楽器の方が、ブルーノートの表現力は上回ります。

ブルーノートスケール

ブルーノートスケールは、長音階にブルーノートを加えた音階です。
ブルーノートは、長音階に暗く悲しく刺激的な響きをもたらします。

その理由は、音階の音を見ると分かります。
長音階は、次の音で構成されます。
・完全1度
・長2度
・長3度
・完全4度
・完全5度
・長6度
・長7度

自然的短音階は次の音で構成されます。
・完全1度
・長2度
・短3度
・完全4度
・完全5度
・短6度
・短7度

ブルーノートの短3度と短7度は、長音階と短音階の違いを作る音でもあります。
そのため、長音階に馴染みやすく、また暗く悲しい響きをもたらします。

マイナーペンタトニックスケール

マイナーペンタトニックスケールはロックで頻繁に使われる音階です。
構成する音は次の5つで、ブルーノートの短3度と短7度があります。

・完全1度
・短3度
・完全4度
・完全5度
・短7度

マイナーペンタトニックスケールは、ブルーノート以外は長音階の音と変わりません。
そのため、長調、短調のどちらでも使用できます。

その上で、もう1つのブルーノートである減5度も混ぜて使うことができます。


ブルースが起源のロックでは、ブルーノートの曖昧な音程が表情となって現れる。

ブルーノートを持つコード

ブルーノートを持つポピュラーなコードと言えば、ブルースのコードです。
ブルースのコード進行をハ長調(Cの長調)で見てみましょう。

C7丨F7丨C7丨C7
F7丨F7丨C7丨C7
G7丨F7丨C7丨G7

ディグリーネームで表すと次のようになります。

Ⅰ7丨Ⅳ7丨Ⅰ7丨Ⅰ7
Ⅳ7丨Ⅳ7丨Ⅰ7丨Ⅰ7
Ⅴ7丨Ⅳ7丨Ⅰ7丨Ⅴ7

コードを1つずつ見ていきます。
Ⅰ7はCの長音階における短7度の音を持つトニックです。
Ⅳに対するセカンダリードミナントでもありますね。

Ⅳ7はCの長音階における短3度の音を持つサブドミナントです。

Ⅴ7はCの長音階におけるブルーノートは持ちません。
ただ、トライトーンを持ち、Gをルートとした時の短7度の音を持つので、不安定で刺激的です。

まとめ

ブルーノートは様々なジャンルで耳にするほど、ポピュラーで人々を惹き付ける音です。
ハーモニーや他の楽器の音とぶつかる可能性はありますが、生き生きとしたメロディには欠かせません。

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