シンセサイザー音源の追加(VSTi:Synth1、SuperWave P8)

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比較的最近のキーボードには、midi端子だけでなくUSB端子が搭載されています。そのため、PCと接続してDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)等を利用することで、世界中のミュージシャンやエンジニアが録音・作製した音源を使用することが可能です。
DAWに関しては有料のものがほとんどですが、日本製のMSPや、海外製ですが市販のものと同等がそれ以上の能力を持つReaper(ただしフリーなのはバージョン1.00未満のみ)といったものがあります。
こういったDAWで使用できる追加の音源は有料やドネーションウェアのものも多いですが、無料で気軽に試せるものも多くあります。ここでは、Steinberg’s Virtual Studio Technology(VST)で作られた気軽に利用できる音源について紹介していこうと思います。

Synth1


Synth1はClavia NORD LEAD2を手本に作られたフリーのソフトウェアシンセサイザーで、WindowsとMacに対応しています。日本製のためマニュアルや情報が日本語で豊富にあり、シンセの基本機能は備わっているため、手軽に導入できるシンセサイザーとして定番となっています。

更に、負荷が非常に軽いということで複数のSynth1を走らせることも容易で、楽曲中に多用することも可能です。その他、初期のプリセットの他、配布されている音色も豊富にあるのでシンセサイザーの理解にも役立つはずです。

SuperWave P8


SuperWave提供のフリーのバーチャルアナログシンセサイザーで、RolandのJP-8000を参考に作られたこちらも定番のプラグインとなっています。シンセサイザーが楽曲の大部分を構成するようなトランスといったデジタルなジャンルに優れているとされているようですが、その理由はSuperSaw波形の分厚いリードサウンドにあります。

SuperSawはのこぎり波(鋸歯状波)を多数(7~9層)重ね、上下のオクターブや音程を少しずらして出力するものです。この特徴的な音はこれだけで楽曲を構成しかねないほど癖が強いので扱いは難しいですが、非常に魅力的な音色なので色々と検討する価値はあるはずです。

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