エレキギターの弦(ワウンド弦、ゲージ、錆び)

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エレキギターにおいて音色を形作るものといえば、ギターの形状、ピックアップの種類、ピッキングの方法、シールドの質、エフェクターの種類、アンプの種類等があります。これらの中で、スティール弦と呼ばれるバネ状の金属弦を使用するエレキギターでは、その弦の太さが音色に関わってきます。

弦の構造の種類

Roundwound_strings.png

ラウンドワウンド弦
作者 GreyCat
エレキギターでは1弦から6弦にかけて弦が細くなっていきますが、1~3弦と4~6弦では弦の構造も異なります。1~3弦は1本の線に見えるプレーン弦、4~6弦はプレーン弦に更に弦が巻かれているようなラウンド弦となっています。

Flatwound_strings.png

フラットワウンド弦
作者 GreyCat
また、ラウンド弦は丸い巻き弦を使用しているラウンドワウンド弦と平らな巻き弦を使用しているフラットワウンド弦といったようにいくつか種類があります。これらは音の伸びや弦をこする際のノイズ(フレット・ノイズ)に違いがあり、ラウンドワウンド弦は音の伸びに優れ、フラットワウンド弦はフレットノイズに強いとされています。

ゲージ

Guitar_strings.jpg

ギターの弦
作者 Deelight
弦の太さはゲージと呼ばれるインチの単位でで表わします。最も細く、音が高い弦である1弦は0.008~0.011インチ程度、最も太い6弦は0.037~0.054インチ程度となっています。
弦はセットで売られているものと単品のものがありますが、セットの場合、エクストラ・ライト・ゲージ(一例:0.008、0.010、0.014、0.023、0.029、0.037)、スーパー・ライト・ゲージ(一例:0.009、0.011、0.016、0.024、0.032、0.042)、ライト・ゲージ(一例:0.010、0.013、0.017、0.026、0.036、0.046)、ミディアム・ゲージ(一例:0.011、0.014、0.018、0.028、0.038、0.048)、へヴィ・ゲージ(一例:0.012、0.016、0.020、0.032、0.042、0.054)といったように、様々なメーカーが異なるセット名で弦を組み合わせて販売しています。
弦の太さは弦の押さえやすさに直結してくるため、普段の演奏での負担や、チョーキングやビブラートといった奏法のしやすさに関わってきます。そのため、これら演奏性に関しては細い弦に分があります。
ただし、太い弦は演奏が比較的しにくい反面、中音域が出てきて音が安定したり、音の分離が良くなったり、といったようなメリットがあります。また、弦が比較的切れにくいのも特徴だと思います。ただし、へヴィ・ゲージ等を継続して使用し、そのあとに細い弦に変えると弦がびびったりすることもあるので、ナットの交換が必要になります。

弦の錆び

Rust_on_iron.jpg

錆び
作者 Laitr Keiows
弦は指で押さえるため、汗や脂、空気といったものに接触し、時間の経過とともに汚れ、錆びてきます。これを避けるためには、錆びに強いと宣伝されている弦を使用したり、使用後はまめに汗や汚れをクロスでふき取ることが大切です。
また、弦は消耗品であり、劣化を避けることはできません。汚れに気をつけていても知らないうちに劣化していき、どうしても最後には切れてしまいます。また、錆びは音の歯切れの良さや伸びを失わせますし、市販の弦がビニールで完全密封されているように空気の影響もあるので、使用する頻度や保存する環境によりたびたび弦を交換していった方がよさそうです。

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kdm

kdm

1987年東京都生まれ。夏は潮の香りで南国気分、青空が綺麗な千葉県在住。コードを愛でたいプログラマ/システムエンジニア/スクラムマスター/作曲家。10代の頃、趣味のゲーム/ゲーム音楽と、偶然触ったアコースティックギターがクロスオーバーし、作曲の面白さと奥深さに気付く。その後、想ったことや感じたことを音楽で表現することに興味を持ち、作曲の技法を学び始める。作曲のあまりのハードルの高さに何度も挫折したが、めげずに試行錯誤しながら作曲の技法を学び続けた。その結果、作曲をお願いされるようになり、作曲家の端くれに。本業も音楽も花開いたボロディンが憧れ。サイトを通じて、音楽に関して学んだこと、思ったことを共有したいです!

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