エレキギターの低価格フランジャー・エフェクター(BEHRINGER・SF400 Super Flanger、FL600 Flanger Machine)

5分で読めます。

コンパクト・エフェクターは、極限までコストダウンを実現させた安価な製品から、最良の音を目指してコストを度外視したハンドメイド品まで、様々なグレードのものがあります。ここでは、低価格でも実用に耐えうる、コストパフォーマンスに優れたフランジャー・エフェクターについて紹介していきます。
SF400 Part1 [BEHRINGER]

BEHRINGER・SF400 Super Flanger

BOSSのBF-3を参考に開発された、BEHRINGERの安価なフランジャーがSF400 Super Flangerです。本機はBOSSのBF-3と同様に、スタンダード、ウルトラ、ゲート/パン、モメンタリーモード、そしてタップテンポ機能を備えています。
また、SF400のそれぞれのモードは名前だけでなく効果に関してもBF-3と同じです。スタンダードは一般的なフランジャーエフェクトで、ウルトラはより深く強力なフランジャーです。また、ゲート/パンはモノラル出力時には音量を急激に変化させ、ステレオ出力時には音をパンニングさせ回転させます。そして、モメンタリーはペダルを踏み込んだときだけエフェクトが掛かるようになっています。
Behringer RSM guitar FX pedals review – SF400 Super Flanger
その他、ギターとベースで独立した入力端子を備えていることと、エフェクトを掛ける周波数を決めるマニュアル、フィードバック量を決めるレゾナンス、効果の深さを決めるデプス、うねりの速さを決めるレイトといったツマミの構成も同じです。ただし、BF-3にはあった省電力モードはSF400では省略されています。

SF400もBF-3同様に音作りの幅が広く、フランジャーとしての機能を十分に備えています。ジェットフランジャーはもちろん、コーラスとはまた一味違った心地の良い揺れるエフェクトを安価に手に入れたいならば、SF400は良い選択肢となります。
Behringer RSM guitar FX pedals review – FL600 Flanger Machine

BEHRINGER・FL600 Flanger Machine

BF-3を上回る機能を持つ、LINE6のLiqua Flangeを参考にしたかのような多機能フランジャーがBEHRINGER・FL600 Flanger Machineです。FL600は11種類のモードと4つのノブ、そして2つのスイッチ、タップテンポ機能を備えており、モードやツマミを操作することでフランジャーの性質が変化します。
まず、各ツマミについては、SPEEDは揺れの速さを、FEEDBACKはフィードバック量の調節を、DEPTHは揺れの深さを、TIMEはエフェクトが掛かり始める時間を調節することができます。また、TYPEスイッチでは、周波数特性が変化しないDigital、アナログ装置を再現するAnalog、そしてテープレコーダーによるディレイ(フランジャー)を再現するTAPEに切り替えることが可能です。
FL600 Part1 [BEHRINGER]
それだけではなく、POLではエフェクトの極性を切り替えて波形の正相と逆相を入れ替えることが可能で、これにより波形の干渉具合が変化します。それから11種類のモードのうち、TRG DOWNはフランジャーが直線的に落ちていき、次の周期ですぐに最初の頂点に戻っていくような動きをします。TRG UPはTRG DOWNの逆の動きで、CHORUSでは同じ原理で動くコーラス効果を再現します。
次に、VINTAGEはクラシックなMXRのフランジャーを再現し、RANDOMは音の揺れの上下がランダムに、STEP-RANDOMでは音の揺れが階段状にランダムに上下します。そして、SINEはフランジャーが正弦波の動きを、ENV UPでは音量によってTIMEが変化し、ENV DOWNはENV UPとはTIMEの変化が逆になります。最後に、SAW UPは鋸波状に上がるという周期を繰り返し、SAW DOWNは鋸波状に下がるという周期を繰り返します。

FL600はこれだけの機能を持っており、使いこなすことができれば本当に多種多様なフランジャー効果を作り出すことができます。ちなみに、FL600を使う場合はフランジャーというエフェクトの原理や波形に対する理解があった方がより簡単にエフェクトを操作できます。それにしても、ハードウェアのエフェクトとしてこれが3000円前後で購入できるというのは本当に驚くべきことです。

The following two tabs change content below.
kdm

kdm

1987年東京都生まれ。夏は潮の香りで南国気分、青空が綺麗な千葉県在住。コードを愛でたいプログラマ/システムエンジニア/スクラムマスター/作曲家。10代の頃、趣味のゲーム/ゲーム音楽と、偶然触ったアコースティックギターがクロスオーバーし、作曲の面白さと奥深さに気付く。その後、想ったことや感じたことを音楽で表現することに興味を持ち、作曲の技法を学び始める。作曲のあまりのハードルの高さに何度も挫折したが、めげずに試行錯誤しながら作曲の技法を学び続けた。その結果、作曲をお願いされるようになり、作曲家の端くれに。本業も音楽も花開いたボロディンが憧れ。サイトを通じて、音楽に関して学んだこと、思ったことを共有したいです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。