エレキギターのハイエンド・ファズ・エフェクター(ZVEX・FUZZ FACTORY、WAY HUGE・WHE-401 Swollen Pickle mk II)

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コンパクト・エフェクターは、極限までコストダウンを実現させた安価な製品から、最良の音を目指してコストを度外視したハンドメイド品まで、様々なグレードのものがあります。ここでは、より高品質・高音質な音色を目的とした、上位機種のファズ・エフェクターについて紹介していきます。
ZVex Vexter Series Fuzz Factory

ZVEX・FUZZ FACTORY

ゲルマニウム・トランジスタによる過激な音色が売りのハイエンドで多機能なファズ・エフェクターがFUZZ FACTORYです。本機はZachary Vex氏がFUZZ FACEを作ろうとした過程で生まれたもので、様々なツマミを備えているため機能性に関してはこちらが上回ります。
ZVex Fuzz Factory (Vexter Series) HQ Demo
それぞれのツマミに関して、VOLは音量を、GATEはノイズと歪みの音色を、COMPは音の圧縮の強さを、DRIVEでは歪みの強さを、STABはファズで起こる発振音を操作することが可能です。そして、これは操作できませんが、ゲルマニウム・トランジスタは温度の影響を受けやすいので環境によって音色が変化します。本機の最大の強みは、これらのツマミでファズの音色を自由に変化させることができるという点です。

そして、その様々なツマミから生み出される音色は実用的な歪みからシンセサイザーでも生み出せないような奇抜なものまで、非常に幅の広いものとなっています。音作りを行う場合、特にSTABのツマミは発振音とその音程に関わるので、ギターをギターとして使う場合には上げ気味にしておいた方が良さそうです。その次に、GATEとCOMPもファズらしさに関わるので最良の位置を見極めるのが重要です。
Way Huge Swollen Pickle

WAY HUGE・WHE-401 Swollen Pickle mk II

外装にある5つのツマミと内部にある2つのツマミで音色を調整できる、非常に多機能で繊細なファズがWHE-401 Swollen Pickle mk IIです。内部のツマミ、VoiceとClipは調整がやや面倒ですが、Loudnessを除くこれらのツマミは音色に大きく影響します。
Way Huge Swollen Pickle MkII Jumbo Fuzz – GEAR UP
それぞれのツマミに関して、Loudnessは音量、Filterは歪みでは珍しいバンドパスフィルタ、Sustainは歪みの強さ、Scoopは中音域の増減、Crunchは圧縮の強さを調整できるようになっています。また、筐体の内部にはScoopの周波数帯を変更するVoiceと、スムースとオープンドの回路により歪み方を変化させるためのClipのツマミがあります。

本機は多彩なコントロールにより幅広い音作りがの強みで、ELECTRO-HARMONIX・Big Muffを基本として様々なファズらしい音色を作り出すことができます。また、FUZZ FACTORYと比較すると、本機では奇抜な音作りができませんが歪みが非常に扱いやすく細かなコントロールができます。そのため、扱いやすさの面では本機に部があると言えます。

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kdm

kdm

1987年東京都生まれ。夏は潮の香りで南国気分、青空が綺麗な千葉県在住。コードを愛でたいプログラマ/システムエンジニア/スクラムマスター/作曲家。10代の頃、趣味のゲーム/ゲーム音楽と、偶然触ったアコースティックギターがクロスオーバーし、作曲の面白さと奥深さに気付く。その後、想ったことや感じたことを音楽で表現することに興味を持ち、作曲の技法を学び始める。作曲のあまりのハードルの高さに何度も挫折したが、めげずに試行錯誤しながら作曲の技法を学び続けた。その結果、作曲をお願いされるようになり、作曲家の端くれに。本業も音楽も花開いたボロディンが憧れ。サイトを通じて、音楽に関して学んだこと、思ったことを共有したいです!

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