エレキギターの練習方法

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エレキギターを購入した後にすることと言えば、第一に練習、第二に練習です。しかし、練習といってもエレキギターには様々なテクニックがあり、それぞれに有効な練習方法があり、教わり方にも種類があります。ここでは、エレキギターの練習について大まかに分類し、それぞれについて簡単に説明していきます。

練習するための練習

エレキギターを手にした最初は、弦を押さえたり弾いたりするのさえ初めての体験です。これらの動作は最も基本的なものなので、まずはダウン・ピッキングやアップ・ピッキング、オルタネイト・ピッキング、コードの押さえ方や押弦の方法を練習をするところから始まります。

練習の最初の一歩を解説する教則本にも様々なものがある
こういった基礎中の基礎は様々なウェブサイトで解説されているので、これらを頼りに練習してみるのも1つの方法です。また、教則本の中には細かな説明に加えて具体的な音源や映像が収録されているものが多いので、書店等で見かけたらチェックしてみると良いと思います。

耳と脳を鍛えるための耳コピ

楽譜やTAB譜等を見ずに、聞いた音を参考にして楽曲のメロディやベース、コードやリズムを真似ていくことを耳コピと言います。耳コピで最も大切なことは、聞いた音を頭のなかで整理し同じように出力するということです。これに慣れておくと、頭のなかで思いついたフレーズを簡単に出力することが出来るようになります。
また、聞いた音を頭の中で整理できるようになると、各楽器の流れや音が分かるようになってきます。こういった練習を続けることで、自分の好きな曲の何が好きなのかが分かってくるようになり、自分の目指す方向性や練習が見えてきます。おそらく、これは絵を写生したり模写することによく似ていると思います。

耳コピを解説する書籍も多い
そしてこれも大きなメリットですが、耳コピに慣れておくことで譜面を必要とせずにその楽曲を演奏できるようになります。この能力に関しては絶対音感の持ち主には最初から敵いませんが、ある程度でも耳コピをできるようにしておくと、総合的に音を聞く力が養われます。

先人達に教えを請う

どのようなギタリストも、ギターの練習をしてきたからこそ今の技術があります。そのようにして技術を磨いてきた先人達は、どういった練習方法にどのような効果があるかをよく知っています。そのため、人から教わることで自分の弱点と対処方法が浮き彫りになり、これが上達の近道、きっかけとなることがあります。

ギター教室

ギターを人から教わる具体的な方法としては、ギター教室に通って直接指導して貰う方法と、オンラインのレッスンを受ける方法があります。どちらもお金はかかりますが、練習にメリハリが出てきやすいのでやる気さえ続けば確実に上達していきます。また、ギター教室によっては発表会があるところもあり、これが総合的なギターの演奏力を高めてくれます。
「ヤマハ大人の音楽レッスン」 エレキギター教室の紹介①

オンラインレッスン

オンラインのレッスンで最も優れているのは、好きな時間に何度でも繰り返し再生しながら練習ができることです。これを利用すれば、忙しくても自分のペースに合わせて少しずつ確実に上達していくことが可能です。また、専任の講師が細かな質問に回答してくれるので、ギター教室に通っているかのようなやり取りもできます。

知人

お金をあまりかけられないなら、ギターを演奏できる友人、部活やサークルの知り合いといった親しい人物に習うことが現実的です。体系的な教え方ではないかもしれませんが、彼らは同じ趣味を持つ仲間が増えることを望んでいる場合が多いので、教え方は情熱でカバーしてくれるはずです。

発表するための練習

バンドを作りライブでの発表を目指す場合、ボーカリスト、ドラマーやベーシスト、キーボーディスト、ギタリストと合わせて練習することになります。この過程を経ることで、全体のサウンドをチェックする力、リズム感、グルーブ感が大きく強化されます。

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食事もできたおしゃれなライブハウス、日清パワーステーション
作者 Kentin
人間の叩くドラムに合わせて演奏するのはかなり大変ですが、ここで体感したノリは後々の上達を後押ししてくれるはずです。また、こういった交流こそが音楽に関する趣味の醍醐味でもあります。

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