エレキギターのハイエンド・総合歪み系(ブースター、オーバードライブ、ディストーション、ファズ)エフェクター(LINE6・DM4)

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コンパクト・エフェクターは、極限までコストダウンを実現させた安価な製品から、最良の音を目指してコストを度外視したハンドメイド品まで、様々なグレードのものがあります。ここでは、より高品質・高音質な音色を目的とした、上位機種の総合歪み系・エフェクターについて紹介していきます。
DM4 Distortion Modeler Overview | Line 6

LINE6・DM4

優れたモデリング技術で知られるLINE6が開発した、ブースター、オーバードライブ、ディストーション、ファズといった歪み系ペダルのシミュレーターがDM4です。本機はこれまで各社が開発・発売してきた古今東西の名機とLINE6のものを合わせた、16のエフェクトを内蔵しています。
例えば、このサイトで紹介してきた歪み系では、Boost/CompはMXRのMicro Ampを、ScreamerはIbanez・TS9の古い型番のIbanezのTS-808 Tube Screamerを、Classic DistortionはProCo・Rat2の前機種のRatを、Heavy DistortionはBossのMT-2 Metal Zoneを、Facial FuzzはJH-F1の元ともなっているArbiter Fuzz Faceを、Fuzz PiはElectro-HarmonixのBig Muff Piをモデリングしています。
Line 6 Distortion Modeler v Analog Originals
また、本機ではこれらのコントロールに更にツマミが追加され、オリジナルとは異なった音作りができるように強化されています。例えば、BOSSのOD-1にTONEが追加されてSD-1となったような形で、Micro AmpにはBASSとTREBLE、そしてCOMPが追加されています。
更に、LINE6のエフェクターに様々な機能が搭載されているように、本機は歪み系のエフェクターということでノイズ・ゲートが搭載されています。そして、本機の各音色はオリジナルに非常によく似ているので、音の違いなどが気にならなければこれほど心強く強力な道具はありません。

ちなみに、本機に搭載されているモデリング・エフェクターはLINE6のPODを含め他の製品に収録されていたりします。そのため、歪みだけでなく他のエフェクトやアンプ・シミュレーターも併せて欲しい場合、製品をよく調べておくと無駄がありません。

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