ボーカルや楽器の録音に優れるコンデンサー・マイクの定番機種(RODE NT1-A、NT2-A)

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コンデンサー・マイクはその構造からファンタムによる電源供給が必要であったり、衝撃や温度、湿度の影響を受け易いという弱点を持っています。しかし、こちらはダイナミック・マイクにはないフラットな周波数特性を持ち、マイクとしての性能にはとても優れています。そこで、ここでは非常に使いやすい定番のコンデンサー・マイク、RODEのNT1-AとNT2-Aについて紹介していきます。
NT1-A Studio Secrets

RODE NT1-A

コンデンサー・マイクの良さを簡単に感じることができる、コストパフォーマンスに優れ汎用性の高いマイクがNT1-Aです。その音は非常にクリアでダイナミック・マイクに比べると各周波数帯はよりフラットです。また、単一指向性のため雑音が入りにくく、エフェクトやイコライジングによる加工にも耐えうる音を録音することが可能です。
また、NT1-Aはボーカル、アコースティック・ギター、エレキギターのアンプ、ピアノ、ドラムなどのレコーディングに向いています。各音源とマイクには適した距離、配置があるので、これらを適切にセッティングすることでクリアな音を得ることができます。

そして、付属品にはポップガードとショックマウント付きホルダー、ノイズに強いXLRのマイクケーブルといった道具が揃っています。そのため、ファンタム電源付きのミキサーやオーディオ・インターフェイス、マイクスタンドがあれば直ぐに使用できるのもNT-1Aの強みです。更に、本機と湿度を維持するためのデシケーターがあれば、後は歌唱や演奏の技量を磨くだけで十分な音質のレコーディングが継続して手軽に行えるようになります。
NT2-A Studio Versatility

RODE NT2-A

こちらは無指向性、両指向性、単一指向性の切り替え、低音域をシャットアウトする2種類のフィルターのオンオフ、入力信号の量を0dB、-5dB、-10dBの中から調節できる、多機能なコンデンサー・マイクです。これらの機能を駆使すれば様々な楽器だけでなく、ナレーションやインタビュー、残響音のレコーディングなど、多くの場面で本機を使用することができます。

これらの機能の中で、特に自宅でのレコーディングやライブにおいて役立つのが、80Hz以下と40Hz以下をカットするフィルタです。これらを駆使すれば、完全とはいえなくとも、低音で唸るファンの音や騒音、不必要な反響音をある程度は遮断することができます。

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