マイク用の手軽なUSBオーディオ・インターフェイス(BLUE・Icicle、SHURE・X2u)

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楽器やマイク等の音声信号をPCに取り込む際には、USBオーディオ・インターフェイスがたびたび用いられます。ただ、USBオーディオ・インターフェイスは種類が非常に多く、製品のコンセプトによって端子の数や音質といった機能や性能が大きく変わってきます。当然、様々な機能を備え高音質を売りにしているものであれば、価格は高くなっていきます。
しかし、はじめから必要な機能や用途を限定すれば、自分に必要な機能を持ったものだけを比較的安く入手することが可能です。そこで、ここでは手持ちのマイクと接続し簡単に録音することができる、マイク用のUSBオーディオ・インターフェイスを紹介していきます。
Icicle Unboxing and Test

BLUE・Icicle

Icicleは、高性能なものからUSB対応のYetiといった最新のものまで、様々なマイクを開発しているBLUEのマイク用USBオーディオ・インターフェイスです。本機は人間の可聴範囲である20Hz~20kHzまで集音が可能で、CDと同じ音質の16bit/44.1kHzまで対応しており、マイクとしての性能は十分です。また、USBからの電源供給のみで使用することができ、Win/Macに対応しています。

その上、Icicleは頑丈なダイナミック・マイクとファンタム電源の供給が必要なコンデンサ・マイクのどちらも接続・使用することができます。そのため、使用の際に難しいことを考える必要は無く、使い勝手に優れています。ただし、XLRケーブルを介さずにIcicleとマイクを直接接続すると、コネクタの破損につながることがあるらしく、保証の対象外になるので注意が必要です。
Shure X2u XLR-to-USB Signal Adaptor Review

SHURE・X2u

SM・BETAシリーズを含めた世界的に知られるマイクやイヤホンを開発・販売している、SHUREのマイク用USBオーディオ・インターフェイスがX2uです。本機はBLUE・Icicleの上位互換とも呼べる存在で、周波数特性20Hz~20kHz、USBからの電源供給機能、ダイナミックとコンデンサ・マイク両対応といった基本的な機能は全て備えています。

また、音質に関しては16bit/48kHzとDVDクラスにまで対応しているので、マイクの性能には依存しますが、より密度の高いデータを残すことができます。更に、本機はモニタリング用のフォン端子を備えているので、モニタリングしながら録音する際にレイテンシに惑わされることはありません。ただし、その値段はIcicleの2倍程度となるので、機能に関して吟味が必要です。

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