音符と休符

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音符(note)とは、楽譜の中で音の長さや高さを表す記号です。

音符の形

音符のパーツ
音符のパーツ。それぞれ、1:はた(符鉤:ふこう:hook)、2:ぼう(符尾:ふび:stemまたはtail)、3:たま(符頭:ふとう:head)と呼ぶ。

符尾が上を向くか下を向くか、基本的なルールがあります。
その基準は五線の第3線で、音符が第3線から上だと、符尾は下向きです。
音符が第3線の上のときは下向きが多いですが、決まりではなかったりします。

音符は相対的

この音符が表すものはどれも相対的です。
例えば、実際の音の高さは置かれた位置と音部記号で、長さはテンポなどによって変わります。

音符と音階
音符と音階。音符は置かれた場所によって音の高さが決まる。

また音符は音を出すタイミングを表すのに対し、音を出さないタイミングを表すのが休符(rest)です。
休符はリズムや歯切れの良さに影響するので、音符と同じか、それ以上に重要です。

音符と音価

音符は、形によって音価が異なります。
音価とは、音の長さを示す相対的な尺度で、全音符を基準に考えます。

全音符と全休符

音符を分割
左から全音符~64分音符。8分音符以降ははたの数が増えていく。さらに分割された音符も存在する。

全音符は4分音符4つ分の長さを表します。
これは、4分の4拍子の1小節と同じ長さです。
また、4分音符は全音符の4分の1の長さの音符です。
相対的な関係が続くと分かりにくいですが、音符や休符の長さはこうして決まります。

休符

音符と休符
全休符から512分休符まで。音符も休符(rest)も際限なく分割していくことが可能だが、細かいものは演奏で表現することが難しい。

一方、全休符は4分音符1小節分の休みではなく、1小節分の休みを表します。
ただし、2分休符未満の休符は音符と同じ長さです。
音符と休符にはこのような違いがあるので、注意が必要です。

音符を分割

1小節の半分は2分音符、2分休符です。
「2分」は「2分の1」の2分と考えると覚えやすくなります。
先ほど登場した4分音符と4分休符は、2分のさらに半分の音価です。
こうして同じように音価を半分にしていったものが、8分、16分、32分音符・休符です。
楽譜によっては、音価が32分の半分の64分音符・休符が登場することもあります。

付点音符

付点音符
付点音符と複付点音符。理論上、複付点音符にさらに点を足すことはできる。

音符や休符の右上に点を付けたものが付点音符(dotted note)と付点休符(dotted rest)です。
その違いは音価で、点が付くと音の長さは元の1.5倍になります。
これは、元の音符の半分が足されたと考えると分かりやすくなります。
例えば、付点2分音符は2分音符の半分である4分音符が足されます。
つまり、付点2分音符は4分音符3つ分の音価を持ちます。

複付点休符

複付点音符(double dotted note)と複付点休符(double dotted rest)は、音符の右上部に点を2つ付け、音価を変化させたものです。
その音価は、元の音符の1.75倍です。
これは、元の音符の半分の長さとさらにその半分を足した長さです。
ちょっと数学っぽいですね。
ちなみにあまり見かけないのですが、点が3つで1.875倍の長さを表す3重付点音符もあります。

付点の位置

音符のたまが2つの線の間にあるとき、付点は音符の右横です。
一方、たまが線の上なら上の隙間にずらして書きます。
音符がおだんごのように積み重なっていて付点を上にずらせないときは、下の隙間にずらします。

連音符

3連符
4分音符を3連符に分割。後半に登場するように、3つに分割した音符の前2つをつなげると跳ねるようなリズムが生まれる。

音符をある間隔で分割した音符が連音符です。
3分割の3連符は耳にする機会が最も多い連符で、単調なリズムへの特効薬です。
連符は同じ間隔で分割し弾きますが、作者や指揮者によっては間隔が変わります。
その他、5、6、7、9連符など、より複雑なものもあります。

連桁

リズムのまとまりを分かりやすくするため、8分音符より短い音符は、はたを横線で結ぶことができます。

この横線を連桁(れんこう)と言います。


全音符をどんどん2分割して連桁を付ける。

8分音符の場合、はたはひとつなので連桁の線は1本です。
16分音符ならはたは2つなので連桁の線は2本です。
音が短くなるほど、連桁の線はどんどん増えていきます。

気を付けなければならないことは、拍をまたいだ連桁です。
連桁はリズムのまとまり、拍を意識させるためのものなので、拍を無視すると譜面が読みにくくなります。

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