エレキギターの定番ファズ・エフェクター(JIM DUNLOP・JH-F1、ELECTRO-HARMONIX・BIG MUFF PI)

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ファズ

ファズは毛羽立った(fuzz)サウンドが特徴的な歪み系エフェクターの1つです。このタイプのエフェクターが登場したのは1950年代後半で、当時からエレキギターやベース、ボーカル等に使用されていました。
そして、ジミ・ヘンドリックス等の著名なギタリストが愛用したことにより、ファズは特に脚光を浴びました。その後、80年代にはその独特なサウンドが流行に合わず主流から外れましたが、90年代にはカート・コバーン等の活躍により、歪みの1ジャンルとしてより確かに認識されるようになりました。
ファズは、低音が轟く分厚い、濁った音色が特徴です。非常に荒々しくブツブツとしたファズの音色は、ジャンルによって得手不得手がくっきりと分かれます。そのため、オーバードライブやディストーションと比較すると音作りはやや難しいと思います。

JIM DUNLOP・JH-F1

Dunlop Jimi Hendrix Fuzz Face
ジミ・ヘンドリックスが使用していたものを再現した、いわゆるファズ・フェイスと呼ばれるものの1つがこのJH-F1です。エフェクターは細部にわたり再現されているため、インプットとアウトプットが現在流通している多くのエフェクターとは逆の位置にあります。また、アダプター用の端子が備わっていないため使いにくいかもしれません。しかし、本機は優れたファズ、歪み系ペダルとして知られ、定番ファズの1つとなっています。
そのサウンドはファズではありますが、ファズの中ではそこまで過激なものではありません。それどころか、ノブを操作することでファズからディストーション、オーバードライブ、クリーンに近いサウンドと、幅広い音作りができるようになっています。

BIG MUFFと比較すると、ファズフェイスはそこまでファズとしては尖っておらず、様々なジャンルに応用が利きそうなエフェクターと言えます。

ELECTRO-HARMONIX・BIG MUFF PI

Big Muff Pi – Demo by Peter Stroud – Distortion/ Sustainer
BIG MUFFもまた改良が繰り返されながら現在まで生産されている定番ファズ・エフェクターの1つです。BIG MUFFは1970年代の始め頃に設立されたELECTRO-HARMONIXにより販売され、権利の譲渡などを経てロシア製のものが製造されながらも、現在に至ります。このモデルは、1980年前後くらいに登場したものの復刻版で、MADE IN USA NEW YORK CITYのサウンドを継承したものとなっています。
Electro Harmonix Big Muff Pi USA
BIG MUFFもまた、他のファズと同じように低域~中域が強調された古いラジオのような泥臭い音色が特徴です。そして、エフェクターのゲインを調節した上でギター側のボリュームやピッキングの強さを変化させると、歪みの幅は驚くほど変化します。この反応の良さもファズフェイスとほぼ同様と言えます。しかし、どのようなピックアップを搭載したギターでも分厚い轟音を響かせることができるのがBIG MUFFならではの特徴です。

ちなみにBIG MUFFはアダプタ用の端子は付いていますが、アダプタ使用時には基本的に変換プラグが必要となります。

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kdm

kdm

1987年東京都生まれ。夏は潮の香りで南国気分、青空が綺麗な千葉県在住。コードを愛でたいプログラマ/システムエンジニア/スクラムマスター/作曲家。10代の頃、趣味のゲーム/ゲーム音楽と、偶然触ったアコースティックギターがクロスオーバーし、作曲の面白さと奥深さに気付く。その後、想ったことや感じたことを音楽で表現することに興味を持ち、作曲の技法を学び始める。作曲のあまりのハードルの高さに何度も挫折したが、めげずに試行錯誤しながら作曲の技法を学び続けた。その結果、作曲をお願いされるようになり、作曲家の端くれに。本業も音楽も花開いたボロディンが憧れ。サイトを通じて、音楽に関して学んだこと、思ったことを共有したいです!

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