エレキギターのハイエンド・オートワウ・エフェクター(MAXON・AF9、LINE6・FM4)

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コンパクト・エフェクターは、極限までコストダウンを実現させた安価な製品から、最良の音を目指してコストを度外視したハンドメイド品まで、様々なグレードのものがあります。ここでは、より高品質・高音質な音色を目的とした、上位機種のオートワウ・エフェクターについて紹介していきます。
Maxon AF-9 Auto Filter | Haar Guitars Demo

MAXON・AF9

国産エフェクターメーカーMAXONが開発した、様々なコントロールを持つ高機能オート・ワウがAF9です。その操作はシンセサイザーのフィルタの調整と良く共通しており、SENSは入力された信号に対する感度を調整するために、PEAKはワウの効果が掛かる周波数帯付近を増幅してエフェクトを強調するために使用します。
Maxon AF-9 Auto Filter Demo
また、FILTER MODEのLP(Low-pass filter)は低音域を、BP(Band-pass filter)は目的の周波数帯だけを、HP(High-pass filter)は高音域だけを通過させるものとなっています。そして、DRIVE MODEはフィルタが移動する方向を決めるパラメータで、UPはワウペダルを踏んだ時と、DOWNは手前に放した時と共通します。

最後に、RANGEではワウの掛かる周波数帯を変更できるので、基本的にHighはギターに、Lowはベースに使用することになります。本機はBOSSのAW-3のようにテンポと同期してワウをかけるといった機能はありませんが、フィルタやPEAKによりワウの音色を細かく変えることができます。そのため、本機もまた音作りの幅が広いオートワウの1つとしてギターのリズミカルな演奏に役立つはずです。
FM4 Filter Modeler Overview | Line 6

LINE6・FM4

ギターの演奏に関わるあらゆるものをモデリングすることでお馴染みの、LINE6のフィルター・エフェクターがFM4です。オートワウはフィルターを掛ける範囲を音量や時間で変化させるエフェクトですが、FM4にはこのオートワウにもなる様々なエフェクトが収録されています。
本機には16のモデリングあるいは新規に作られたエフェクトが搭載されています。この中で特に分かりやすくオートワウとして機能するモードはTron Up/Tron Downで、AF9のようにフィルタの種類等も変えることができます。また、BOSS・AW-3と同じく人の声を再現するVoice BoxとV-Tron、そして奇抜なシンセサイザーサウンドは非常に幻想的でユニークな音作りを可能にしてくれます。
Line 6 FM4 Filter Modeler: Change Your Filter Models Often
ただ、その性能と機能、音作りの幅と引き換えに、本機のコントロールは非常に複雑です。各ツマミはそれぞれのモードにより操作できるパラメータが頻繁に変化するので、全てのエフェクトを理解するには時間がかかります。

しかし、本機はデフォルトのプリセットの領域に加えて4つも設定を保存する領域が用意されているので、根気が続く限り、時間が許す限り好きなだけ音作りを楽しむことができます。更に、本機で得た知識は後々使用するかもしれないシンセサイザーの音色作りにも役に立ってくるはずです。

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kdm

kdm

1987年東京都生まれ。夏は潮の香りで南国気分、青空が綺麗な千葉県在住。コードを愛でたいプログラマ/システムエンジニア/スクラムマスター/作曲家。10代の頃、趣味のゲーム/ゲーム音楽と、偶然触ったアコースティックギターがクロスオーバーし、作曲の面白さと奥深さに気付く。その後、想ったことや感じたことを音楽で表現することに興味を持ち、作曲の技法を学び始める。作曲のあまりのハードルの高さに何度も挫折したが、めげずに試行錯誤しながら作曲の技法を学び続けた。その結果、作曲をお願いされるようになり、作曲家の端くれに。本業も音楽も花開いたボロディンが憧れ。サイトを通じて、音楽に関して学んだこと、思ったことを共有したいです!

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